終末前主日礼拝
終末前主日礼拝 10:30 司会・説教 廣石 望 奏 楽 中村今日子 前 奏 (黙祷) 招 詞 (マタイ11,28) 讃 美 歌 152「みめぐみふかき主に」 交 読 文 詩編121 (「交読文」p.34) 旧約聖書 コヘレトの言葉11,1-8 (旧p.1047) 新約聖書 ヨハネによる福音書12,20-26 (新p.192) 祈 祷 説 教 「ギリシア人への答え」 祈 祷 讃 美 歌 498「道、真理、命」 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 祝 祷 24「たたえよ、主の民」 後 奏
- 教会学校 9:00「神さまの望み3:感謝しよう」テサロニケ一 5,18 村上典子
- オリーブ会 9:40-10:00
本日礼拝後
- 青年会
- ガリラヤ会 クリスマスカード作り(指導 岡本千枝子)、会議室Aで。
- 「望みの門」支援バザー(社会福祉法人ミッドナイトミッションのぞみ会) 玄関ホールで。
- 壮年会 会議室Bで。
今週の予定
- 祈り会 11月19(水)10:30―11:30会議室A。
次週(11月23日)予告
- 終末主日・収獲感謝祭礼拝
聖書:マタイによる福音書25,1-13
説教:「用意を整えて“待つ”」
讃美歌230, 474, 29
説教:秋葉正二
奏楽:原田由加
- 教会学校 9:00「収獲感謝」(詩33,5) 秋葉正二
- オリーブ会 9:40-10:00
- 代々木上原教会九条の会 「新約聖書から見た平和」(廣石望)
お知らせ
- クリスマス礼拝(12月21日)で洗礼式を行います。受洗を希望される方は、牧師にお申し出ください。
牧師室から
人や商品や情報が、文化や国の境界線を越えて行き交っている。大学生の就職活動では「コミュ力」――知らない人と意思疎通していっしょに働く能力――が求められるそうだ。他人の思考回路は、私とは違うからだ。
例えば「人間」について、カントを手がかりに尊厳の視点から考えるのと、生物学や社会学の理論を用いるのとでは違う。「教会」を法律的に理解するのと、教義あるいは牧会の視点から見るのでは、それぞれ違う。大切なのは私の視点を特権化するのでなく、複数の視点を結合するための〈つなぎ〉を探すことだろう。
近代思考は、初めから確定しているはずの単一的な真理に向けて、複数の現象を一つの包括的な命題に包摂することを好んだ。だから、「創世記と進化論のどちらが正しいか?」という、〈勝つか負けるか〉式の論争も生じた。
いま必要なのは、視点や状況の多様性を認める思考スタイルだ。真理は初めから確定していて、どんな場合にも同一の答えが与えられる、と決めてかからないという意味である。
真理はむしろ、異なる思考回路の人々が協働して、無理解や誤解、誤謬や虚偽、恣意や曖昧さを克服するプロセスの中で、新しく生まれる相互理解や、共通の〈絆〉としてそのつど発見される。
キリスト教信仰は「人の内に光はない」と考える(ヨハネ11,10参照)。照らされる他ないからだ。ならば私たちは、万人を照らす光にそのつど新しく信頼してよいだろう。(廣石望)