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三位一体後第8主日礼拝

三位一体後第8主日礼拝

三位一体後第8主日礼拝  10:30

  司会・説教  秋葉正二
  奏      楽  森 友紀

前    奏  (黙祷)
招    詞  エフェソ5,8-9
讃 美 歌  561「平和を求めて」
交    読  詩編48編(讃美歌巻末p.52)
旧約聖書  イザヤ書4,5-6 (旧p.1066)
新約聖書  マタイによる福音書5,13-16 (新p.6)
祈    祷
説    教  「キリストの弟子であること」
祈    祷
讃 美 歌  120「主はわがかいぬし」
献    金
主 の 祈  93-5
頌    栄  26「グロリア グロリア グロリア」
祝    祷
後    奏
			

 

  • 教会学校 9:00〜 「幸いな人」(マタイ5,9) 秋葉正二
  • オリーブ会 8月中はお休みです。

本日礼拝後

  • カンファレンス準備委員会 

 

今週の予定

  • 祈り会 8月中は暑さを避けて休会です。

 

次週(8月17日)予告

  • 教会学校 9:00〜 「神さまのお手伝い」(ヨハネ13,34) 中村今日子

 

集会、ご案内等

  • 8月15日 8・15平和祈祷会 朝7-8時、千鳥ヶ淵戦没者墓苑、後援NCC
  • 新しく「ヒム・プレーヤー」を購入しました(旧讃美歌、讃美歌21、こどもさんびか改訂版等収録)。祈り会、家庭集会、野外礼拝などでご利用ください
  • 北村慈郎牧師への免職撤回を求めた関田寛雄先生のアピール文をお読みください。受付に増刷りが置いてあります。

 

牧師室から

 NHKの大河ドラマ「黒田官兵衛」が好調のようだ。秀吉を主人公としたドラマは映画やTVでこれまでたくさん制作されてきたが、軍師が取り上げられたのは山本勘助以来か。民衆の中から主人公を選んで欲しいとかねがね思っているが、歴史として残された文献資料は権力を握った側のものがほとんどであり、ストーリーを創造することから始めなければならないから、ドラマ制作は困難なのだろう。しかし資料がかなりある底辺の人物もいる。たとえば、浅草弾左衛門だ。小説「浅草弾左衛門」は文庫本全六巻の長編だが(小学館文庫)、江戸時代の社会の裏側を生き生きと描いていて興味が尽きない(私の最初の任地は浅草教会)。板橋大山教会時代、作者の塩見鮮一郎さんに教会で話をしていただいたことがある。彼は部落差別と闘う珍しい作家であるが、お話を聞きながら、民衆の中にもこんなに豊かな歴史があったのかと感動した。今は亡き時代劇俳優の山城新伍が「浅草弾左衛門を主人公にした時代劇制作が夢だ」と語っていたことを思い出す(彼の父親は京都の町医だったが、非差別部落の赤ひげみたいな存在であった)。

 ところで新聞で見たのだが、黒田官兵衛は洗礼を受けている。「イエズス会日本報告集」によれば1585年の宣教師の書簡に報告されている。洗礼名シメオンは彼の用いた印章(如水)でも確認できる。高山右近など、信長時代にかなりの数の武将が洗礼を受けているが、その流れがキリシタン禁令により断ち切られてしまったのは残念で仕方がない。16世紀からのこの流れが続いていたら日本は大きく変わっていたに違いない。歴史はいろいろな世界を想像させてくれる。  秋葉正二