三位一体後第9主日礼拝
三位一体後第8主日礼拝 10:30 司 会 廣石 望 説 教 トマス・マシュー 奏 楽 森 友紀 前 奏 (黙祷) 招 詞 (ローマ12,1) 讃 美 歌 495「しずけき祈りの」 (490 Sweet Hour of Prayer) 交 読 文 詩編37,1-22(讃美歌の後ろp.39) 旧約聖書 ゼカリヤ書9,1-10 (旧p.1488) 新約聖書 マタイによる福音書5,1-12 (新p.6) 祈 祷 説 教 「幸いなるかな」 祈 祷 讃 美 歌 542「主が受け入れてくださるから」 (358 Help Us Accept Each Other) 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 24「たたえよ、主の民」 (591 Praise God, from Whom All Blessings Flow) 祝 祷 後 奏
本日の説教者Th.マシュー氏は南インド・ケララ州のNGO・SEEDS-India所長、国連協議資格団体IARF前・世界議長
- 教会学校 「ザアカイ」 (ルカ19,5) 内山 伸子
本日礼拝後
- 特別集会 「宗教間対話と平和Interreligious Dialogue and Peace」(トマス・マシュー氏、礼拝後1時まで)
今週の集会
- 祈り会 7月31日(水)10:30-11:30会議室A。村上伸牧師の「箴言」講話(テープ)を聞いて、共に祈ります。
次週(8月4日)予告
- 三位一体後第10主日礼拝 10:30〜
聖書:フィリピの信徒への手紙2,1-11
説教:「平和の主に従う」下村優牧師(単立 明治学院教会〔担任〕牧師)
- 教会学校 9:00〜 「キリストの平和」 (コロサイ3,15) 渡辺 峯
- オリーブ会 お休み
今後の礼拝・集会予定
- 8月11日 平和聖日(一週間遅れ)、定期役員会(教会カンファレンス準備)
- 9月22日 教会カンファレンス
- 8月中は主日礼拝、教会学校礼拝を除いて、すべての集会をお休みします。
牧師室から
人は憧れと希望から、つまり〈現実になる前のさまざまな可能性〉から生きる。この事実の前では、生まれ育った境遇や今の能力などはあまり重要でない。
学生のころ、E.ブロッホ『希望の原理』(邦訳1982年、原著1959年)をわくわくしながら読んだ記憶がある。「もはや〜でない」と「いまだ〜でない」という二つの「ないない存在」の間を橋渡しするのが〈希望〉だという。
ブロッホ(1885-1977)の時代、若者は「もはや神など信じない」と「世界はいまだ完全でない」の狭間(希望)で生きた。彼はユダヤ系のマルクス主義哲学者。ナチス時代はアメリカに逃れ、戦後に東ドイツに帰国した。しかしベルリンの壁の建設(1961年)をきっかけに西ドイツに移住してテュービンゲン大学で哲学を講じ、若者たちから圧倒的な支持を得た。
「無神論者だけが、よいキリスト者でありうる」と彼は言う。「作業仮説としての神」を拒否したボンヘッファーに通じるものを感じる。
新約聖書にも「私たちは希望によって救われた。見られた希望は本物じゃない。見ているモノに誰が〔なお〕望みをかけるだろう?」という発言がある(ローマ8,24参照)。
私たちを導く希望は何だろう?(廣石望)