終末主日礼拝「召天者記念礼拝」
終末主日礼拝「召天者記念礼拝」 10:30 司会・説教 廣石 望 奏 楽 木下由美子 前 奏 (黙祷) 招 詞 (詩編68,20-21) 讃 美 歌 132「枯れた谷間に野の鹿が」 交 読 文 詩編67篇(「交読文」p.23) 旧約聖書 イザヤ書35,1-7(旧p.1116) 新約聖書 コリントの信徒への手紙一15,50-55(新p.322) 祈 祷 説 教 「朽ちないもの」 祈 祷 讃 美 歌 382「力に満ちたる」 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 29 祝 祷 後 奏
- 教会学校 9:00 「収穫感謝」(ゼカリア8,12) 村上典子
本日礼拝後
- クリスマスツリーの搬入や飾り付け等を行いますので、お時間のある方はご協力ください。
今週の集会
- 祈り会 11月28日(水)10:30-11:30 会議室A。前回に続き、村上先生の解説によるボンヘッファーの「キリストに従う」をCDで聴いて共に祈ります。
次週(12月2日)予告
- 待降節第1主日礼拝
聖書:創世記 15,4-6;マタイ福音書2,1-3
説教:「はるかなる望み」佐伯 晴郎 牧師
- 教会学校 9:00 「天使の賛美」(ルカ2,14) 齋藤和夫
- オリーブ会 9:40-10:00
- 定期役員会
今後の礼拝・集会予定
- 12月 9日(日)「代々木上原教会九条の会」
『日本の国境問題』の第2回勉強会 - 12月23日(日)クリスマス礼拝・祝会、教会学校クリスマス祝会
- 12月24日(月)クリスマスイブ礼拝、キャロリング
※ クリスマス礼拝(12/23)で受洗を希望される方は、牧師または役員にお申し出ください。
牧師室から
人はどうして、本当の自分を知ることができないのか?
〈いや、できる〉という意見の人もいるだろう。他人には明かさない胸の内を一番分かっているのは、もちろん私本人だというのである。いちおうその通りだろう。
しかし人間には、勘違いがつきものだ。例えば「階級意識」に影響されて、あるいは欲望を「無意識」へと無理やり抑圧することで、はたまた「権力への意志」を市民的に飼い馴らしてしまうことで、私に関する自己意識は歪められ、偽装されると言われてきた。
だいたい〈自分には甘い〉のが人間の通常だ。記憶だって変形される。自分に厳しくあれるなら、それにこしたことはない。それでもその度が過ぎて、始終くよくよしているのも、あるいは逆に自分一人以外の全員が不誠実だと思いこむのも、どちらも不自然だろう。
しかし、人が本当の自分を知ることのできない、もっと単純な理由がある。それは、人生がいまだ途上にあるからだ。「終わりよければすべてよし」というが、まだ終わっていない以上、最終的な判断がつかないのである。
しかし生が終わるとき、私はもうそこにはいない。私たちは自分の死を経験できない。これは生の基本構造だ。
私よりも私に近くあり、なおかつ私の生の彼方で私を受けとめるのは、イエス・キリストを死者たちから呼び覚ました神である――そう『聖書』は教える。(廣石望)