受難節第1主日礼拝
受難節第1主日礼拝 10:30 司 会 鈴木 伶子 説 教 村上 伸 奏 楽 原田 由加 前 奏 (黙祷) 招 詞 (イザヤ57,15) 讃 美 歌 311 交 読 文 詩編46編(交読文p.12) 旧約聖書 イザヤ書53,1-5(旧p.1149) 新約聖書 マルコによる福音書1,14-15(新p.61) 祈 祷 説 教 「福音を信じなさい」 祈 祷 讃 美 歌 441 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 26 祝 祷 後 奏
- 教会学校 9:00 お話「五千人の給食」(ルカ9,10-17)土田 潤子
本日礼拝後
- 総会に向けてのアンケートNr. 2 配布
- ガリラヤ会 会議室A
- 青年会
今週の集会
- 祈り会 2月29日(水) 10:30-11:30 会議室A。村上先生の祈り会講話(ホセア書2,16-35)のテープを聞いて共に祈ります。
次週(3月4日)予告
- 教会学校 9:00 お話「マルタとマリア」(ルカ10,38-42)原田 由加
- 受難節第2主日礼拝
説教:「愛の掟とイエスの十字架」陶山 義雄
聖書:マルコによる福音書12,28-34
- 15周年プログラム「みくに伝道所について」(鈴木伶子)
報告・個人消息
- HTさん 19日(日)天に召され、24日(金)午後、信濃町教会で告別式が行われました。ご遺族の上に主の御慰めをお祈りします。
今後の主な集会
- 3月11日 定期役員会(宣教基本方針の検討)
- 3月18日 総会のための全体会(第2回)「何をめざすか?」
牧師室から (本日の説教要旨)
教会暦によれば、先週の水曜日(22日)は「灰の水曜日」でした。その日から「受難節」(レント。復活祭前の40日間)が始まっています。昔、西洋のキリスト教国では、 この間、キリストの受難を憶えて肉を食べず、華やかなパーテイーなども控えました。 「灰」も悔い改めの象徴です。
この習慣は、恐らくはじめは真剣な動機から始まり、一般社会の中でもある程度受入れられたのでしょうが、今ではほとんど残っていません。僅かに《金曜日には肉の代わりに魚を食べる》といった習慣が一部に残っているだけです。
むしろ、真逆の習慣が定着しました。それは「カーニヴァル」(謝肉祭)のドンチャン騒ぎです。これは、「灰の水曜日」の直前に、《明日からしばらくの間は肉もワインも禁止だから、その前に盛大にやろうぜ》というわけで始まったもので、この方はいよいよ盛ん になっています。「歴史の皮肉」(ニーバー)と言うべきでしょうか。
教会が人生や社会の在り方・目標を人々に示すことは良いことです。しかし、それが その社会を支配するべき「道徳」として強制されたりすると、しばしば本来の意図に反して望ましからぬ結果を生み出す。1930年代にアメリカ合衆国で施行された「禁酒法」などはその典型例です。むろん、酒を飲み過ぎるのは善くないし、巷に飲んだくれが溢れるのも困ります。だからと言って、酒そのものを法律で禁止するというのは、やり過ぎでしょう。事実、「禁酒法」はさまざまな悪徳を社会に蔓延させました。私たちには、この種の「道徳主義」に対する冷静な判断が求められています(村上伸)。