受難節第6(棕櫚)主日礼拝
2010年3月28日
受難節第6(棕櫚)主日礼拝 10:30 司会・説教 村上 伸 奏 楽 玉嵜順子 前 奏 (黙祷) 招 詞 (ゼカリヤ書9,9) 讃 美 歌 284 交 読 文 詩51編 (p.14) 旧約 聖書 イザヤ書42,1-4 (p.1149) 新約 聖書 フィリピの信徒への手紙2,1-11 (p.406) 祈 祷 説 教 「イエス・キリストは主である」 祈 祷 讃 美 歌 313 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 268 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
- 教会学校 9:00 お話 「十字架」(ヨハネ18-19) 竹内 志摩子
本日礼拝後
- 讃美歌練習 礼拝後約10分、礼拝堂。木下由美子さんの指導で74番を練習。
- 懇談会 讃美歌練習後〜13:00会議室A。「地上における生の終わり」を主題に自由な話し合い。
- 9条の会 懇談会後〜14:00 会議室A。鈴木伶子さんの発題「宗教者と戦争責任」があり、その後、懇談します。
今週の集会
- 受苦日祈祷会 2日(金)10:30〜11:30 会議室A。司会:村上牧師。ルカ福音書22〜23章を通読し、共に祈ります。
- 受苦日夜の祈祷会 2日(金)19:00〜20:30 会議室A。司会:廣石副牧師。マタイ福音書の受苦物語を読み、バッハの「マタイ受難曲」を聞き、共に祈ります。
- 通常の祈り会(水曜午前中)は休みます。
次週(4月4日)予告
- 教会学校 9:00 お話 「復活」(ヨハネによる福音書20章) 村上牧師
- 復活主日礼拝 10:30〜11:30 説教「キリストの復活」 (コリント一 15,1-11) 村上牧師
聖餐式を行います。
報告
- 村上牧師の牧師館滞在予定
- 4月1日(木)午後〜2日(金)夜
牧師室から
今日は「棕櫚の日曜日」です。イエスが十字架につけられるためにエルサレムに入った記念の日に当たります。しかし、なぜ「棕櫚の日曜日」というのでしょうか?
ヨハネ福音書12章13節に、イエスが来られると聞いた群衆がしゅろの枝を持って迎えに出て行った、とあるところからこの名がついたと言われています。
「しゅろ」の原語は「フォイニクス」。英語ではpalmですが、これは「棕櫚」、または「椰子」のことです。文語訳や口語訳は、その内の「しゅろ」を採用しました。しかし、厳密には「ナツメヤシ」のことらしい。新共同訳では、そうなっています。
『聖書事典』によれば、この樹は「しゅろ科の常緑樹で、高さは15m以上にも達し、葉も1.5m近くになる」。中近東や北アフリカに自生し、「その果実は鉄分やミネラルを多く含み、潰して砂糖代わりにするなど、砂漠の民にとっては欠かせない食物だった」ということです。他にもいろいろと役に立つ。しかも、立ち姿が実に美しい。このため、古代にあっては、「なつめやし」は「勝利の象徴」でした。
イエスがロバに乗ってエルサレムに入ったとき、群衆は手に手にナツメヤシの枝を持ち、「ホサナ、主の名によって来られる方に、祝福があるように」(13節)と叫んで彼を迎えたといいますが、これは、「十字架につけられたキリストこそ栄光の主に他ならない」という逆説を象徴的に示す行為だったのかもしれません(村上伸)。