
「共に喜び、共に泣く教会」ローマ12:9-18 中村吉基
2025年度の代々木上原教会の総会を経て、年間聖句としてローマ12章15節「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」が掲げられた。ローマの信徒への手紙はパウロが「福音とは何か」、またそこから「福音にふさわしいキリスト者の生き方とは何か」を述べている。9-13節では教会内の「仲間」同士の愛、10-13節は「愛の十戒」と呼ばれ様々な愛の実践が記されている。これらを通して「イエス・キリストの福音に生かされた私たちが、このような偽りのない愛の姿に生きよう」と言ってるのである。簡単なことではない。ねたんだり、社会的な属性で判断してしまうが、キリストにあった仲間となった者として、聖霊の助けを求め「たゆまず祈らなくて」ならない。 今日は特に「自分のものとして」という言葉に注目したい。今日の聖句を私たちが行う者となるためには「他者の貧しさ、困難を自分のものとして受け容れる」教会である必要がある。もし主イエスがここに居られたならどうされるを考え、従うものになっていきたい。