剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる一覧

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「先の見えない時にも」イザヤ2:1-5 中村吉基

戦後80年目の夏、改めて「平和」を考える。毎週礼拝できるのも平和である。今日の聖書箇所のイザヤ書には「完全な平和」がある。戦いの道具がいのちを育てる道具に神によって変えられる素晴らしい世界である。イエスが十字架にかけられる直前に弟子が敵を攻撃しようとしたときも「剣をとるものは剣で滅びる」とイエスは弟子をたしなめた。私たちの力ではすぐに世界を変えることはできないがまわりにある小さな平和を大切にすることはできる。たとえ先が見えなくても神様はともにいてくださることを信じ、平和の道を信じて歩こう

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「負けて勝つとは」 マタイ26:47-52 中村吉基

今日は平和聖日、「平和をつくり出す人たちは、さいわいである、彼らは神の子と呼ばれるであろう」とイエスが言われたとおり、平和を思い浮かべるのではなく作り出すものにならなければならない。沖縄で米国の土地強奪に対して非暴力で立ち向かった阿波根昌鴻の作った「ヌチドゥタカラの家」も壁には「すべて剣をとる者は剣にて亡ぶ」とある。今日の説教題は阿波根さんの言葉である。イエスさまは剣を突きつけた敵たちをゆるされた。「負けて勝つ」とはそういうことである。神さまもまた私たち人間が犯した罪責への悔い改めを受け容れ救いに導いて下さる。