
「価値と使命を映し出す場所」ヨハネ9:1-7 佐原光児
イエスが目の見えない人を癒す奇跡を通じて、障がいや病気を過去の罪や罰と結びつける考え方に対して、イエスは「未来」に目を向け、個々の使命や価値を見出す重要性を教えている。過去ではなく、その人が与えられた使命に焦点を当て、すべての人に尊厳と価値があることを示す。今日の教えを通して教会やキリスト教主義の学校は、互いに価値と使命を再認識し合う場所であるべきでありたいと願う
Yoyogi-Uehara Church
イエスが目の見えない人を癒す奇跡を通じて、障がいや病気を過去の罪や罰と結びつける考え方に対して、イエスは「未来」に目を向け、個々の使命や価値を見出す重要性を教えている。過去ではなく、その人が与えられた使命に焦点を当て、すべての人に尊厳と価値があることを示す。今日の教えを通して教会やキリスト教主義の学校は、互いに価値と使命を再認識し合う場所であるべきでありたいと願う
パウロはコリントにあてた手紙の中で人間に対して「土の器」と使っているが、これは旧約から続く、壊れやすさや弱さを象徴するものである。彼は生き方ゆえに裏切りや疑惑、投獄などを経験し心が折れている。しかし人は苦しみの中でこそ「キリストの福音と出会う」と考えた。私たちも経験する苦難は、不信心の罰などではないが、その中でこの脆い土の器と共に生きる神を知っていくのである。今日の箇所でパウロは、創世記から「光あれ」という言葉も使っている。神は打ちのめすような闇の中で、「光あれ」という言葉と共にわたしたちに触れ、共に生きていると分かるように語りかけて下さる。私たちもそうした言葉を、必要な人に運んでいく大切な役割を託されている。
本日の礼拝 旧約聖書:創世記1:1-5 新約聖書:コリントの信徒への手紙Ⅱ4:6-12 説教:「ことばで土の器に触れる神」佐原光児牧師(桜美林大学) 本日の集会 教会学校:9:00(ティーンズ科...