ヨハネによる福音書14:15-21一覧

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「あなたがたのところに来る」ヨハネ14:15-21 中村吉基

今日の箇所は「告別説教」と言われ、「わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない」という約束を中心に「聖霊」と「イエスが供にいる」というや約束がある。始まりの「あなたがたは、わたしを愛しているならば、わたしの掟を守る」の掟とは「弟子たちがお互いに愛し合うこと」である。イエスは間もなく去るが「みなしご」にしておかない、弁護者、私たちを助けてくれ、寄り添ってくれる存在が来るという。みなしごは普通家族を失った子供に使われるが、この場合はイエスと弟子の関係に使われている。最後の晩餐の後逃げたように、律法学者や祭司たちの批判に耐えてこられたのはイエスが中心にいたからであった。イエスはそのことを責めず「あなたがたのところに戻って来る」「弁護者を遣わす」と約束して下さった。弟子たちがその弁護者に気がつくのはもう少し先である。続く21節の「掟を受け入れ、それを守る人」とは主の福音の教えを行動に表していくことである。そのような人は神にも愛される人であり、主イエスもご自身を現すことによって愛を示していかれる。