カナン一覧

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「言い訳を捨てる」申命記18:15-22 中村吉基

モーセは言い訳の達人というわけではないが、言い訳が相手をまた神をどれほど悲しませるかを今日の箇所を通して考えてみたい。モーセは神がイスラエルの民を救うために立てられ、み言葉の伝達者にして忠実であることが求められた。単に伝えるだけではなく」従わない者があるならば神はその責任を追及する¥とある。とても厳しい。しかしクリスチャンとは主イエスが歩かれた荊の道に続いていくものである。そこに言い訳や言い逃れができない。道を歩む上で躊躇や苦悩を覚えてしまうが、聖霊がともにいてくださる。そのような歩みのなかに大きな恵みがあるものである。言い訳をしても神はすべてご存じだ。クリスマスにむけて神が私たちに贈ってくださった救い主イエスを見上げて歩みたい。

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「強く、雄々しくあれ」申命記31:1-8 中村吉基

今日の箇所はモーセの死についてである。激動の120年を生きた彼はエジプト脱出から40年人々を率いてきたが、最後のヨルダン川を渡ることはできないと神に告げられる。しかしイスラエルの民にモーセは「恐れてはならない」といい、「強く、雄々しくあれ」と伝える。これは私たちがそうならなければならないのではなく、神の「強く、雄々し」い御力が私たちを支えているという約束の言葉である。そのような言葉を受けれるモーセの心情はいかばかりであろうかと思うが、十字架に至る道のイエス・キリストも〈死〉を神のみ心として受け入れた。私たちもさまざまな道を歩む。私たちの人生の折々の扉の前で神は皆さん一人ひとりに語る。「強く、また雄々しくあれ。恐れてはならない」と。