エレミヤ書31:31-34一覧

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「改革し続ける道」浦上充

1517年10月31日、マルティンルター「95か条の提題」を掲げたことに始まる宗教改革を記念する礼拝である。贖宥状によって腐敗した教会に「真理」を問いかけたものである。今日の聖書箇所「真理はあなたたちを自由にする」は、イエスの言葉にとどまる者が真理と自由を得ることを示す。聖書が語る自由とは自分の固定概念から解放されること、「神の真理」と「神の愛」に裏付けられたものである。プロテスタントとは「抗議する者」を意味であるが、それは自分自身を改革し変革し続ける者という意味ある。ともに自分たちの改革を続け、真理に裏付けされた自由を求めていこう。

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「異なるものが互いに愛し合って一つになる」 ローマ5:1-5 ジェフリー・メンセンディーク

ペンテコステは聖霊によって私たちの心に愛が注がれた日であり、神様に愛されているがゆえに私たちは聖霊の勢いに押し出され歩みへと招かれる。キリスト教の名のもとにヘイトや偽り、暴力、排他主義、絶対主義が横行しているが、聖書の教える神様の愛に反している。今日の箇所にある4つの言葉平和、恵み、忍耐、聖霊を中心にみていきたい。1つ目は神様との間にある「平和」、命の尊さやその人らしさが神様の創造によるであり、尊厳性の根拠である。2つ目の「恵み」。咎のある人間であるが、それでも神は私たちをご自分との関係に招き入れられ、「神の栄光にあずかる希望」に向かって歩ませてくださる。3つ目は「忍耐」、ある時「異なるものが互いに愛し合って一つになる」と書いてある墓石を見た。この言葉ほど神様の愛の方向性を言い当てているものはない。人間の多様な考え方の違いを超えて「一つになる」。「異なる者」を理解し、また「異なる者」に理解される営みという「苦難」。パウロはよく知っていたし、キリスト者に伝えている。神様の平和と恵みによって忍耐する力を神は用意してくださっていて、それは神様の恵みに対する私たちの応答であり、忍耐の先には希望がある。その助け手が聖霊である。