2025年05月一覧

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「共に喜び、共に泣く教会」ローマ12:9-18 中村吉基

2025年度の代々木上原教会の宣教方針が総会で可決され、年間聖句としてローマ12章15節「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」が掲げられました。この聖句は、教会内外における愛と共感の実践を勧めています。今日の箇所には「愛の十戒」とも呼ばれる教えがあり、互いを尊重し合い、信仰の仲間として愛を持って仕え合うようにと励まされています。 教会とは、旅人(新たに加わる人々)をも歓迎し、その困難を「自分のものとして」受け止める共同体です。「コイノーニア(交わり・分かち合い)」の精神に基づき、仲間の喜びや悲しみを共にすることが求められています。しかしそれは簡単ではなく、信仰と聖霊の助けによって可能になります。教会内の関係にとどまらず、日常生活においても他者の喜びや悲しみに共感し、証しする者として歩むことが勧められています。主イエスが他者の友となったように、私たちもその道に従う者となることが求められているのです。