三位一体後第6主日礼拝
2007年7月15日
三位一体後第6主日礼拝 10:30 司会・説教 村上 伸 奏 楽 鈴木伶子 前 奏 招 詞 (詩編68,20-21) 讃 美 歌 1 詩編 交読 詩編119編1-8節 (p.131) 旧約 聖書 イザヤ書55,8-13 (p.1153) 新約 聖書 ローマの信徒への手紙6,4-11 (p.281) 祈 祷 説 教 「罪からの解放」 祈 祷 讃 美 歌 393 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 26 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
本日礼拝後
- 讃美歌練習 礼拝後約10分、会堂。讃美歌74番。指導は木下由美子さん。
- 青年会 讃美歌練習後〜13:00 会堂。主題は「中国旅行の報告」。参加者が撮った写真もお見せできると思います。
- ガリラヤ会 「女たちの戦争と平和資料館」(WAM)を見学。各自昼食を済ませ、1時に代々木上原駅改札口に集合して下さい。
- 壮年会 讃美歌練習後〜13:00 会議室B。野口昇さんの発題「うつ病について」を聞き、質疑懇談します。
今週の集会
- 祈り会 18日(水)10:30〜11:30 会議室A。『箴言』第3章を学び、共に祈ります。
次週(7月22日)予告
- 教会学校 9:00
- オリーブ会 9:30
- 三位一体後第7主日礼拝 10:30 説教「共に生きる生活」 村上牧師(使徒言行録2,43-47)
- 讃美歌練習
- 青年会
- ガリラヤ会
- 壮年会
報告
- 村上牧師の牧師館滞在予定
- 18日(水)午前〜19日(水)午前
- 21日(土)午後〜22日(日)午後
牧師室から
「主を畏れることは知恵の初め」(箴言1章7節)というのは、深みのある言葉です。「畏れ」とは単なる「恐怖」ではない。「聖なるもの」と出会った時に人を打つ「畏敬」の思いです。
出エジプト記3章5節によると、ホレブの山で神の召しを受けたモーセは、「足から履物を脱ぎなさい」と命じられました。「あなたの立っている場所は聖なる土地だから」というのです。そのときの彼の気持ちは、正に「畏れ」だったでしょう。このことは、召命を受けた預言者たち(イザヤ、エレミヤ、その他)にも当てはまります。また、A・シュヴァイツァーの「生命への畏敬」という思想も、根は同じです。
『箴言』を書いた人は、すべてに先立って大いなる神が存在し、その意志によって万物が創造されたということを信じました。そして、この「大いなる存在」の前で自らの卑小さを自覚し、「畏れ」を抱いたのです。正にそれこそが「知恵の初め」でした。
しかし『箴言』は、「主を畏れる」ことから始めてはいますが、その視線をさらに広く人間関係にも向けています。たとえば、6章16節以下に、「主が心からいとわれるもの」をいくつも挙げていますが、それらはすべて人間関係です。「驕り高ぶる目、うそをつく舌、罪もない人の血を流す手、悪だくみを耕す心、悪事へと急いで走る足、欺いて発言する者、うそをつく証人、兄弟の間にいさかいを起こさせる者」。
人はこの社会で、「主が心からいとわれるもの」を知って避けねばなりません。それも「知恵」の大切な一面です。現代社会においては、なくてもいい知識が増大している反面、真の「知恵」が欠けているのではないでしょうか(村上伸)。