受難節前第1主日礼拝
受難節前第1主日礼拝 10:30 説教・司会 廣石 望 奏 楽 鈴木伶子 前 奏 (黙祷) 招 詞 ヨエル書2,12-13a 讃 美 歌 120「主はわがかいぬし」 交 読 文 詩編42編(「交読文」p.9) 旧約聖書 エレミヤ書20,7-13(旧p.1214) 新約聖書 マルコによる福音書8,31-38(新p.77) 祈 祷 説 教 「自分の十字架を背負う」 祈 祷 讃 美 歌 530「主よ、こころみ」 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 26 祝 祷 後 奏
- 教会学校 「サマリアの女の人」(ヨハネ4,14)渡辺 峯
本日礼拝後
- 定期役員会 礼拝後 会議室A
今週の集会
- 祈り会 2月13日(水)10:30-11:30 会議室A。前回に続き、村上先生の解説によるボンヘッファーの「キリストに従う」をCDで聴き共に祈ります。
次週(2月17日)予告
- 受難節第1主日礼拝 10:30〜
聖書:マルコによる福音書6,53-56
説教:「イエスのまわりの人々」村上 伸
- 教会学校 「ラザロの復活」(ヨハネ11,40)中村 今日子
- オリーブ会 9:40-10:00
- CSスタッフ会
- ガリラヤ会 ビデオ「“ふがいない自分”と生きる」 渡辺和子さん
(ノートルダム清心女子大学理事長)へのインタビュー
を視聴(Eテレ「こころの時代〜宗教・人生〜」より)。
- 青年会
- 壮年会
今後の礼拝・集会予定
- 2月26日(日)下村優牧師による説教
代々木上原教会九条の会 - 3月 3日(日)陶山義雄牧師による説教
- 3月10日(日)定期役員会
牧師室から
諺に「タダより高いものはない」というように、他人からモノをもらったときは、急いで相応の返礼をしないと「礼儀知らず!」と陰口を言われかねないのが、日本の大人社会だ。
そんな社会でプライドを保つには、〈他人に借りをつくらない〉という原則が重要になるだろう。人に親切にするときにつきまとう〈たんなる自己満足〉という不安も、自分のプライドをすべての規準にしているからに他ならない。
そのときプレゼントを無償で「受ける」ことは――自分の価値に絶大なる自信でもない限り――いよいよ難しい。
新約聖書に「受けるよりは与える方が幸いである」という言葉がある(使徒言行録20,35)。もともとは古代ペルシアの王侯貴族が徳目とした格言であるらしい。
王のような圧倒的な富裕者には、社会の公益に資する高貴なる義務がある、というほどの意味だったと見える。
他方でイエスは、いっしょに放浪する弟子たちに、他人から食べ物や宿を恵んでもらって生活しなさいと教えている(たとえばマタイ10)。
平和のメッセージを伝えるには、先ず相手に平和に相応しいことをさせ、それを感謝して受けとるようにという意味だ。
両方を合わせると、君たちは〈王のように与え/乞食のように受けなさい〉となろうか。そのとき、私たちのちっぽけなプライドは豪快に吹き飛ぶだろう。
自分へのこだわりから解放されて初めて、私たちは自由に与えることができる。(廣石望)