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昇天後主日礼拝


昇天後主日礼拝

2010年5月16日

    昇天後主日礼拝  10:30
司会・説教 廣石  望
奏      楽 鈴木伶子
前      奏 (黙祷)
招      詞 (詩編68,20-21)
讃  美  歌 336
交  読  文 詩編100編 (p.32)
旧約  聖書 ヨブ記13,13-19 (p.791)
新約  聖書 ヨハネ福音書15,26-16,15 (p.199)
祈      祷
説      教 「真理の霊」
祈      祷
讃  美  歌 454(1-3節)
献      金
主  の  祈 93-5
頌      栄 28
祝      祷
後      奏
			

報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)

本日礼拝後

  • 讃美歌練習 礼拝後約10分、会堂で。木下由美子さんの指導で337番を練習します。
  • ガリラヤ会 讃美歌練習後〜13:00 会議室A。本年度の活動について相談。
  • 壮年会 讃美歌練習後〜13:00 会議室B。同様に本年度の活動についての相談です。

今週の集会

  • 祈り会 12日(水)10:30〜11:30 会議室A。詩編99編を学び、共に祈ります。

次週(5月16日)予告

  • オリーブ会 休み。
  • ペンテコステ礼拝 説教「霊が鳩のように」 村上牧師 (マルコ1,9-11) 洗礼式・聖餐式もあります。
  • 懇談会

 

報告

  • 村上牧師の牧師館滞在予定
    • 18日(火)午後〜19日(水)午後
    • 22日(土)午後〜23日(日)午後

 

牧師室から

 先週の説教の中で、私はマルチン・ニーメラー牧師(1892〜1984)に言及しました。この人物について少し補足しておきたいと思います。

 彼は、第一次世界大戦中はUボート(潜水艦)の艦長でした。敗戦後、軍人として戦うよりも平和のために働こうと、針路を変更して神学を学んだ。異色の経歴の持ち主です。

 1933年、ヒトラーのナチス党が政権を奪取したとき、彼はバルトやボンヘッファーと共にいち早く「牧師緊急同盟」を組織して抵抗を開始しました。これが、34年には信徒も加えた「告白教会」となる。こうした抵抗を、一般に「ドイツ教会闘争」といいますが、ニーメラーはその代表的な存在でした。ヒトラーにとっては、さぞ「目の上の瘤」と感じられたことでしょう。37年に逮捕・投獄されたのもそのためです。こうして、45年の解放までの8年間を、ニーメラーはダハウの強制収容所で過ごしたのでした。

 後に、夫人が「夫を長い間苦しめていた場所を見たい」と言い出し、ニーメラーは彼女を伴ってダハウを再訪したことがあります。

 死体焼却炉跡の前に、「1933年から45年までの間に23万8756人の人がここで焼かれた」と書いてあるのを読んだとき、夫人は恐ろしさの余りガタガタ震え、失神しそうになったといいます。しかし、彼のほうも別の理由で背筋が凍るような思いをしていました。

 1933年から45年まで! この内、37年以降に関しては、彼には確かに「アリバイ」がある。囚われの身だったのですから。しかし、33年から37年までは、彼はまだ自由だった。その間、自分は何をしたか? あるいは、何をしなかったか? この問いから、彼はもう逃れることができませんでした。この深刻な反省が、彼を『シュトウットガルト罪責宣言』の執筆者に押し上げたのでした。現代に生きる私たちにとっても、これは意味の深いピソードです(村上伸)。