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降誕前第9主日(宗教改革記念)

降誕前第9主日(宗教改革記念)

⇒ Zoomライブ配信の録画(本日より7日間視聴できます)

(礼拝開始前の10分ほどが録画に入ってしまっています。10分過ぎあたりからご試聴ください)

降誕前第9主日(宗教改革記念)礼拝 午前10:30
(短縮形式)
    司会・説教:陶山義雄
    奏楽:ヒムプレーヤー

前    奏  (黙祷)
招    詞  ローマの信徒への手紙12章1〜2節
讃 美 歌  377(神はわが砦)1、4節のみ
聖書朗読  イザヤ書58:3〜14 (旧p.1156)
          マタイによる福音書 6:16〜18 (新p.10)
祈    祷
説    教  「苦行に依らない、喜びと祝宴の交わり」 陶山義雄
          (山上の垂訓・第11回講解説教)
祈    祷  
讃 美 歌  230(「起きよ」と呼ぶ声)
献    金  感謝祈祷:礼拝当番
主の祈り  93-5A
祝    祷  
後    奏  
			

  • 教会学校(Zoom) 9:00「モーセのはなし」出エジプト記14:30 原田由加
    教会学校は10月より礼拝のみ再開しています(日曜日9時から約40分)。分級は当面お休みします。参加(Zoom ID)のお問い合わせは牧師まで。
  • オリーブ会(はじめてのキリスト教) 9:45(A会議室とZoom)中村吉基

 

お知らせ

  • 教会堂に入られましたら手洗い、手指の消毒および検温にご協力ください。
  • 礼拝献金は礼拝前に受付でお献げください。
  • 礼拝堂では前にシールの貼られている座席のみをお使いください。
  • 聖書・讃美歌の貸し出しは行っていません。受付で配布している礼拝式文をお用いください。
  • マイクの音量は最小限にしております。聞こえにくい方は受付にて携帯ラジオ(ワイヤレス補聴器)を貸し出しております。
  • 教会たより第111号が発行されました。ぜひ伝道にお用いください。

 

今週の集会

  • 祈り会(Zoom) 10月28日(水)10:30〜11:30。次週の礼拝の福音を読み、わかちあいをしています。*出席希望者は中村牧師までお知らせ下さい。Zoom参加招待メールをお送りします。

 

次週予告(2020年11月1日)

  • 定例役員会(Zoom) 14:00〜15:30

 

牧師室から

聖書とラマダンに見る断食

 イスラムの世界ではラマダンの時期に1か月に及ぶ断食が現在も行われている。ヒジュラ暦の第9日、日の出から1か月も続く断食である。今年(2020年)は4月23日(木)から5月23日(土)がその期間であった。イスラム暦では1年が我々の太陽暦より11日だけ短いので、ラマダンが真夏になることもある。ムスリム(信徒)は自分の信仰心を清めるために、様々な欲を断ち、神への献身と人々への奉仕に没頭する。礼拝(跪拝)、喜捨に次いで断食は信徒にとって大切な勤めとして行われている。1か月に及ぶ断食では全く飲食を断つ訳ではない。日の出(5時半頃)から日没(5時頃)までの断食である。夏であれば、殊に、日の出前に十分に水分を取っておかねばならない。ラマダン中は学校、会社も短縮になり日没までに帰宅して最初の食事(英語のbreak+fast:「断食を破る」の意)を家族、時には近隣、友人と一緒に取る。加えて、家の前や道路、街中にテーブルを出して食事を振舞うことが慣わしである。それはコーラン(2章185)に記されており、断食は貧しい人々への配慮と分かち合いの時でもある。当然のことであるが、日が昇る前に飲食を済ませて日中に備えておく。

 ラマダンが千年を超えてイスラム圏で守られて来たのには、それなりの意味があったからである。聖書に登場する無名の預言者第三イザヤ(イザヤ書56〜66章)が捕囚から帰還した人々に語った「真の断食」の意味(イザヤ書58章)と良く類似している:「わたしの選ぶ断食とはこれではないか。悪による束縛を断ち、軛の結び目をほどいて虐げられた人を解放し、軛をことごとく折ること、更に、飢えた人にあなたのパンを裂き与え、さまよう貧しい人を家に招き入れ、裸の人に会えば衣を着せかけ、同胞に助けを惜しまないこと。」マホメットはユダヤ教のアシュラ―(1月10日)贖罪断食制度を真似し、これを取り入れたからである。それだけに、福音書に記されているイエスの批判はラマダンにも、そのまま適用されるであろう。ラマダンさえ守れない貧しい人々の側に立ち、人間復権を図る神の国運動は今も求められている。 (陶山義雄)