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三位一体後第2主日礼拝

三位一体後第2主日礼拝

三位一体後第2主日礼拝 10:30
  司会・説教 陶山 義雄
  奏   楽 中村今日子
前    奏 (黙祷)
招    詞 (1コリント15,17)
讃 美 歌 313
交 読 文 マタイ6章(「交読文」p.46)
旧約聖書 イザヤ書35,3-10 (旧p.1116)
新約聖書 マルコによる福音書10,32-45(新p.82)
祈    祷 
説    教 「仕えられるためではなく、仕えるために」
祈    祷
讃 美 歌 517
献    金
主 の 祈 93-5
頌    栄 26
祝    祷
後    奏
			

 

  • 教会学校 9:00 お話「神様の家族2」(エフェソ6,1) 村上雅子

 

本日礼拝後

  • ガリラヤ会 お話 リスベス・パスケルさん (ペルー出身、滞日20年)
  • 壮年会 「中谷 巌著『資本主義以後の世界』を読む」(岡本磐男)

 

今週の集会

  • 祈り会 6月20日(水) 10:30-11:30 会議室A。村上先生の解説による「ボンヘッファーの説教」をテープで聴いて共に祈ります。

 

次週(6月24日)予告

  • 現代聖書研究会

 

今後の礼拝・集会予定

  • 7月1日:全体会「次期主任牧師招聘にむけて」
    役員会

 

牧師室から

 教会暦では聖霊降臨日(今年は5月27日)の翌週(同6月3日)が三位一体祭で、それ以降は日曜ごとに数を重ね、今日は「三位一体後第2主日」になります。この番号付けは、今年の暦については、11月4日の「三位一体後第22主日」まで続きます。このように振り返ると、三位一体を数える聖日が23週あり、一年のうち半数近くが三位一体主日に数えられています。

 これ程長く続くので、他の祝祭行事に比べて期待感や緊張感も希薄になっているかも知れません。しかし、教会がこの教説を無視していた訳ではありません。私たちは祈りの度ごとに「主イエス・キリストの父なる神」への呼びかけと、祈りが受け入れられるように「聖霊」の執り成しと助けを求めて来ました。また、礼拝の終わりで捧げられる「頌栄」には「父・子・聖霊の一人の主よ」と三位一体の神に、礼拝を閉じるにあたって賛美を捧げています。また牧師による祝祷も三一の神への祈りが捧げられ、私たちはこの世へと遣わされて行くのです。このように、言わば、自明の理として教会は、父・子・聖霊の三つの位格(ペルソナ)が一つである神を伝統的に信仰の対象にして来ました。

 1年の半分近くの聖日を「三位一体後の主日」として覚える意味はこのように、教会の信仰の根幹に関わる神を三つの位格をもって告白することが、どんなに大切であるかを語っています。しかし、20世紀に起きたフェミニズムから、「父なる神」はジェンダーに関わる差別的呼び名であり「父母なる神」(オックスフォード大学出版:『包括的翻訳版』1995)とすべき問いが投げかけられ、大きな波紋を呼びました。皆さんはどう答えることができるでしょうか。続きは改めて論じます。(陶山義雄)