復活後第2主日礼拝
復活後第2主日礼拝 10:30 司会・説教 陶山義雄 奏 楽 原田由加 前 奏 (黙祷) 招 詞 (ヨハネによる福音書12,24) 讃 美 歌 571 交 読 文 詩編84編(「交読文」p.25) 旧約聖書 イザヤ書53,1-12(旧p.1149) 新約聖書 マルコによる福音書8,27-38(新p.77) 祈 祷 説 教 「ガン闘病と復活信仰」 祈 祷 讃 美 歌 324 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 26 祝 祷 後 奏
- 教会学校 9:00 お話「イエスの約束」(マタイ28,20)鈴木伶子
本日礼拝後
- 代々木上原教会定期総会 礼拝後-15時
議事- 2011年度の牧師報告及び諸報告
- 2012年度宣教方針と行事計画の審議
- 2011年度の決算報告
- 2012年度の予算案審議
- 監事の選任及び役員選挙
- その他
- 新年度第1回臨時役員会 総会後
今週の集会
- 祈り会 4月25日(水) 10:30-11:30 会議室A。村上先生の祈り会講話(ホセア書11章)のテープを聞いて共に祈ります。
次週(4月29日)予告
- 復活後第3主日礼拝
説教:「出発」松本敏之牧師(経堂緑岡教会)
聖書:創世記11,27-12,9;ヘブライ人への手紙11,8-10
- 教会学校 9:00 お話「主イエスはきずな」(コロサイ3,12-17)松本敏之牧師
- オリーブ会 9:40-10:00 会議室A
牧師室から
最近、就活、婚活に加えて、終活という言葉とその内容をNHKのニュース番組から知る機会があった。血縁を超えて共同墓地に埋葬されるべき墓友を生前に結んでおく運動であるらしい。確かに一人住まいで子供がいなかったり、老後を子供の世話になりたくないと考える人が増えているのは事実である。当然、お墓の面倒を死後、子供に負わせることを避けたいと思う理由も良く分かる。私事になるが、1947年に8歳の妹を天に送ったとき、両親は翌年のイースターを目指して墓地を求め歩き、石井市次郎長老の協力を得て、多磨霊園に妹を埋葬したのであるが、両親は直ぐにこれを上原教会共同墓地として献じたのである。それが、現在、代々木上原教会の共同墓地であり、上原教会召天者10名、代々木上原教会召天者7名がここに納められている。両親は現在の終活ではないが、教会共同体に相応しい埋葬を当初から考えていたと思われる。今までは私が、まるで教会一族の喪主であるかのように共同墓地を守ってきた積もりであったが余命幾ばくもないことを思うと、共同墓地の存在を実にありがたく感謝している。これと並んでエンデイング・ノートのことが、このニュースで紹介され、その書き方や、保存法、また、一人で秘め置くよりは、息子、娘に、折に触れてこれを見せたり、伝えておくことの大切さを語っていた。身内が生前に共同で作成するノートも良い方法である。
日本では、ホスピス・緩和ケア病棟で最後を迎える患者が、まだ少ない。1年間でガンで亡くなる約28万人の2%に過ぎないと言う。そもそも、ガンの告知率が先進国やアジアの香港、フィリピン、韓国に比べても低く、40%に満たないそうである。色々理由はあろうが、3点を挙げておきたい。第一は緩和ケア病棟の施設が告知率の高い国とくらべて少ないこと、告知後の支援体制が遅れていること、そして、何よりも、死を避けて通る国民性や宗教観が挙げられよう。終活で教会の出番もここにある。(陶山義雄)