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聖霊降臨節第14主日

聖霊降臨節第14主日

聖霊降臨節第14主日礼拝 午前10:30
(短縮形式)
    司会・説教:廣石 望
    奏楽:ヒムプレーヤー

前    奏  (黙祷)
招    詞  ヤコブの手紙4:8
賛    美  詩編85(旧p.922)
聖書朗読  イザヤ書32:15〜20 (旧p.1112)
          エフェソの信徒への手紙2:11〜18 (新p.354)
祈    祷
説    教  「平和の福音」 廣石 望
祈    祷  
黙    想  (487 イェス、イェス)
献    金  感謝祈祷:礼拝当番
主の祈り  93-5A(沈黙のうちにお祈りください)
祝    祷  
後    奏  
			

お知らせ

  • 教会堂に入られましたら手洗い、手指の消毒および検温にご協力ください。
  • 礼拝献金は礼拝前に受付でお献げください。
  • 礼拝堂では前にシールの貼られている座席のみをお使いください。
  • 聖書・讃美歌の貸し出しは行っていません。受付で配布している礼拝式文をお用いください。
  • 換気のため窓を開け、マイクの音量は最小限にしております。聞こえにくい方は受付にて携帯ラジオ(ワイヤレス補聴器)を貸し出しております。
  • 礼拝後に備品等のアルコール消毒を行います。ご協力をお願いいたします。

 

今週の集会

  • 祈り会(Zoom) 9月2日(水)10:30〜11:30。次週の礼拝の福音を読み、わかちあいをしています。*出席希望者は中村牧師までお知らせ下さい。Zoom参加招待メールをお送りします。

 

次週予告(2020年9月6日)

 

  • 定期役員会(Zoom) 9月6日(日)14:00-15:30。
  • 現在、教会学校、各会の例会は中止しています。
  • 教会に来訪される方は牧師までご一報ください。 牧師面談(中村)は、ご遠慮なく予約ください。

 

牧師室から

 同郷出身の作家である小手鞠るい(著)『ある晴れた夏の朝』(偕成社、2018年)は、優れた児童文学だ。

 広島と長崎への原爆投下は正当だったかをめぐって、米国の高校生8人が、肯定派と否定派に分かれて公開討論するという設定だ。8人の出自は、日系アメリカ人(肯定と否定の両派に一人ずつ)、アイルランド系、中国系、ユダヤ系、アフリカ系など多様である。

 両派は「戦争はない方がよい」という点で一致しつつ、互いの論拠を踏まえながら反論を組み立ててゆく。

 例えば、原爆は「本土戦で失われるであろう百万人の米兵の命を救うため」という数字にじつは根拠はないとか、ユダヤ人虐殺と同様の人種差別が背景にあるとか、日系アメリカ人の「志願兵」部隊が米軍として欧州の激戦地で戦ったとか――いろんな議論が盛り込まれている。慰霊碑の「過ちは繰返しませぬから」が、英訳によっては、原爆は日本人の自業自得と読めることも。

 人間とは、国家・民族・人種など、自分(たち)から「他者」を分離し、理屈をつけて差別と攻撃を正当化する、またそうした理屈に易々と乗せられる生き物だと感じる。

 ならば、教会がキリストの「平和の福音」を告げるには、まず自らを省みねばなるまい。(廣石望)