「青年会とはズバリ!飲み会のことですか?」
と面と向かって質問してきた方はありませんが、そのように見えなくもない。青年会は月に1度教会などに集まってなにやらやっているのですが、上記のような誤解を生むであろう要素は多々あります。
何故でしょう?
1.皆、一応仕事を持つ身で、集まるのは夜だから。
2.メンツの中にうまい酒オタク(そして酒豪)がいるから。
3.そもそも牧師が酒飲みだから(牧師候補も・・・)
4.オトナには酒がはいらないとお話できない事がたくさんあるから。
どれが理由でしょうね?
多分どれも正解または不正解です。物事は常に複合的です。それでは、実際の青年会をみてみましょう。
1月は手作り餃子大会 powered by トモナリ でした。この場合powered byとは「いいだしっぺ」であり主に材料をそろえたりするリーダー的な存在です。青年会の皆でコネコネ具を作り、シレシレと包み(「この作業は癒される」と主催者は言う、いかがだったでしょうか?)そして焼き、蒸し、出来上がる
・春雨入り餃子
・豆腐餃子
・チーズ餃子
を食う。して飲む、エビスビールを、白ワインを、焼酎を。そうして音速で飲み食いしながら話はイキオイ盛り上がっていったのです。この日一番印象的だったのは、餃子が出来上がった頃に、藤井さんが登場したこと、そして、その登場とそれに伴うビールへのトモナリさんの歓喜でした。その夜降り始めた雪は意外と積もって翌日の東京をちょっとした麻痺状態にしてくれたのでした。
1月にもりあがった勢いで「チーズフォンデュだー!」ということになり、スイスはチューリッヒに10年近く(以上?)在住なさっていた広石さんによるチーズフォンデュ大会。
「チーズフォンデュなど白木屋でしか食べたことがない」という貧しい意見もでるなか、
「パンだけでなくブロッコリーやにんじんを入れるとウマイ!」
「本当はアルコールランプみたいなやつでやるんだけど、とりあえずコンロはないか?」「うちにある!」
「チーズフォンデュにはトロ火が肝心なので実は電気釜がいけるのだ」
「フォンデュに必需品のキルシュがどこにも売っていない。何故だ?」
「フォンデュ用の長い串はないか?」「それは竹串(と根性)でなんとかならんのか?」
などと着々と整っていく様子がメールで流れていきました。
鍋物はみんな一緒に、だよねーといいながらダラダラと参加者がそろうのを待ちつつ、しかしあんなに入念に準備してくれた広石さんにまるで意地悪のようなことがもちあがりました。
「パンと白ワインは多めの方がいいよな」なんて思った参加者の1人が、うっかりパン屋の青年2人をナンパしてしまい、21時頃から参加ということになったのです。主催者に比べ参加者のほうが呑気なのは、どの集まりでもある法則です。ナンパした本人はチーズフォンデュの求心力に驚きつつもうれしく思い、教会についてみると「うーん材料たりるかな?」という疑問(困惑)にぶつかったのです。
そこで遅れてくる青年会メンバー下地君に伝令です。
「チーズフォンデュ用のチーズ、つまりエメンタールとブロッコリーと人参を買ってきてよ」
彼はこの日仕事で赤坂にいたのです。彼の移動手段は絶対にスクーターです。まさにうってつけ。
「へ?エメ?エンメ?それはどこで売ってるんですか?」
あー心細い。こんな答えに今日のディナーの命運がかかってるんだよ。
そして20分くらいして電話鳴る。
「あのーチーズの名前なんでしたっけ?」
期待はしていなかったよ、別に、完璧にできるなんて過大な期待は・・・でも買ってきてくれたけど。
トローリと溶けたチーズが鍋を覆い、その中にパスパス切られたフランスパンをつけて食う。
開会にあたって広石さんからの「気をつけること」
・鍋の中にパンを落としたら一回休み、パンはしっかり串に刺そう!
・串で鍋をつついてはいけません。(鍋が割れ、フォンデュ台無し&大変な後始末作業)
して、あとは食う食う飲む食う!そして食う食う飲む食う。
フォンデュには白ワインなのですが、お酒の飲めない人には熱い紅茶というのもいける、そうです。お酒がそんなに強くない人もいるのでそこもうれしいところでした。しかし途中からキルシュをどっぷりつけたパンにチーズを絡めて食すという「酒飲みのフォンデュ」なんていうのもならったりして、楽しいよーおいしいよー。そしてさらに食はすすみます。
チーズというのは、暖めていると溶けてそして固まっていくもの、皆が馬鹿な蛙のようにおなか一杯になった頃には鍋の底にチーズが貼り付いています。
そこで、また広石さんの登場です。
彼は、先ほどの自らのルールを忘れたかのごとく串を片手に鍋底をつついています。酔っているのでしょうか?違います。彼はなべ底にひっついたチーズをペリリリリとはがしているのです。これは「一家の長」の仕事だそうです。そして「食う専」達(シモジ、竹内)はヒナのように口をあけて、パリパリと食べていて、しあわせ〜。一方で友成さんはガンガンに飲んでる癖にちょっともフラフラしないで洗い物をしてくれてます。
その時、パン屋の青年登場です。
富ヶ谷にその店あり、富ヶ谷はしけてるわりには気取った町なのでいいお店がおおいのですが、その中でもルヴァン、大変においしいパンやさんです。
シモジは「僕は長期出張してたとき、ルヴァンのパンがすごく食べたくなって会社の人に買ってきてもらったことがある」と豪語。わがまま会社員です。
さて、そのパンやさんの青年小山さんと木村さんが参加してくれました。教会と聞いて彼らは「入ったら燃えたりして」なぞ恐れをなしていたのですが、チーズフォンデュの誘惑の方が強し。お店が終わって彼らの到着21時頃。パンをたっくさん持っての登場に、一同は(おなかいーっぱいの癖に)歓声をあげ。早速チーズフォンデュ第2弾スタートです。そして普段は聞けないパンの話、パン屋の話、もりあがりまくり。おいおいおまえらホントに初対面かい?そうしてそのうち、「知人の不幸のため」出かけていた村上牧師ご帰還です。 チーズフォンデュがいい具合の時に。タイミングを読んでいたとしか思えません。さすがです。そして本来の青年会、「普段考えてるあんな事こんな事」ヨモヤマ話は、古い靴で氷の上を歩くようにようにすべらかに、そして脱線し、そして果てしなく、しかし気楽に、続いていたのです。
残念ながらパン屋さんのお二人は日曜日に教会に来ることはできません。仕事が朝から晩まであるのです。でも何か機会があればまた来て欲しいことだ、またそういう門戸の広い青年会でありたい、と思うのです。次の日の日曜日、会議室Aを使い異臭になやんだみなさん、このレポートを読んで納得いったでしょうか?最後に「愛は胃を通って育つ!」(うろおぼえ、ドイツの諺だそうです)
青年会では聖書の学びもしています。
学びと言っても各自が疑問に 思った点を質問していくという気楽な集まりです。
【課題】 マルコ 5章、6章
【参加者】 広石さん、 下地君、 能地さん、 竹内さん、 尾崎
【日時】 9月20日(水) 17:00-22:00
【場所】 新宿 の喫茶店にて
まず オードブルとして各自が課題を読んだ感想や質問を述べます。
メインディッシュは広石さんによる時代背景 等の解説で、聖書の理解が多いに深まります。
デザートは、 説明を 受けた後、みんなが 更に意見を述べるので、ここからしばし 雑談へ。
ディスカッションの一例をマルコ5:1-20、からご紹介します。
「罪もない豚さんがいきなり 湖でおぼれてかわいそうだ。(5:12-13)」
○ゲラサの人にとりついていた 悪霊は 「レギオン」と名のったが、「レギオン」というのは 当時ユダヤ人を支配していたローマの軍勢の意。(5:9)
○ゲラサは異邦人の土地。少数民族への差別も加わり、精神障害をもったユダヤ人が受けていた差別。(5:2-5)
○豚は異邦人文化の象徴。(ユダヤ民族は食べることが禁じられているのに、 家畜にするわけない)
○「そうか。 レギオン(悪霊)が豚にとりついて、その豚が崖から転落するということは、ユダヤの人々を苦しめたローマの軍勢が自滅するという意味なのか。」
○「 ガメラにでてくる怪獣にもレギオンっていますよ。」
○ 「5千人の空腹を満たした奇跡はどのように理解すべきか?それを正しく理解することで何故、湖の上を歩いたイエス様を理解することができるのか。(6:51-52)」
○「イエス様は寛大だ。例えを用いて話す理由 を尋ねた弟子に、回答するなんて。
わかり易いからに決まってるのに。(4:10)」
○「イエス様の話術はすごい。 例え話しで人の関心を引きつけるなんて。(4章)」
○「霊とは なにか?」
バイブルスタディの翌日 参加者から、以下のメッセージが寄せられました。
おもしろかったー 00/09/21(木) 02:42 XX
広石先生の話を聞いてると目からうろこがボロボロ落ちるのを実感しました。
やっぱ一人で読んでても、全然だめですね〜
ガメラ2はとっても面白い映画なのでみんなも観たほうが良いですよ<★レギオン
こんばんわ、下地です。
18日の青年会は使徒言行録の2回目で、3〜7節までをやりました。 (おまけして8節も)
テンションの高いペテロさんと、初期キリスト教教会の人たちに圧倒されながら かっこいいステファノさんのお話はとっても面白かったです。 一人で読んでるよりも、先生の解説があったり 時代背景や書いている人の思惑を読みながらだと 話が何倍にも膨らむのでおもしろいです。
僕と、先生と尾崎さんの三人だけでしたが 「弟子弟子してるペテロさん」のテンションが高いので、そんなに寂しくも無かった です。
ぬははははは
使徒言行録 3章までを取り上げ、この書が書かれた背景と、著者が「聖霊の働き」を強調している点を中心に学びました。参加者は 藤井さん、田中さん、下地さん、尾崎の計4名で、哲学を専攻されている田中さんから、「聖霊の定義、概念」についての質問やコメントを頂き、一時的に高尚で知的?な気分にひたることができました。
次回の集まりは 5月18日(木) 7時半からで、使徒言行録 3章から9章を取り上げる予定です。今回予告されていた下地さんの 「歌舞伎のものまね」は登場しませんでしたが、きっと次回 友成師匠が出席されるまでに、磨きがかかった演技が期待できるでしょう。